スナック★バー なかじ


〇駄菓子がいっぱい スナック★バーなかじに集まれ!

おもちゃ図書館Cafe Santa|スナック★バーなかじ
駄菓子屋の一角でコーヒーかこぶ茶が飲めます。

おもちゃ図書館Cafe Santa|中島

おもちゃ図書館Cafe Santa の開店とともにオープンした駄菓子屋《スナック★バーなかじ》は、中島保人さんの強い思いから生まれました。店主の中島さんは5人兄弟の末っ子だったこともあり、弟や妹が欲しいと思っていたそうです。そんな中島さんが中学生の頃に家で預かっていた近所の小さい子と遊んでいたことを通して、後に保育士、学童指導員などの仕事に就き子どもたちと関わってきました。その後、お菓子販売の仕事をしていた時、ふと蘇った小学生の頃に友達と駄菓子屋で過ごした楽しい思い出から、いつか駄菓子屋を開いて子どもたちが集まって楽しめる場所にしたいという夢を描いていました。それから10年の時を経て《おもちゃ図書館Cafe Santa》内にオープンとなりました。



おもちゃ図書館Cafe Santa|スナック★バーなかじ
おもちゃ図書館Cafe Santa|中島
《スナック★バーなかじ》オープンまでの道のりと今。
ナカジ(中島さん)は西宮の子どもたちが参加していたキャンプにボランティアとして参加したことから交流が生まれ、互いに子どもたちのためにという思いを語ってきました。ナカジは10年くらい前から「子どもが集まる駄菓子屋をやりたい、やりたい!」と言っていて、そのための貯金もしていたと思います。西宮も10年以上前からカフェのあるおもちゃ図書館をやりたいと言っていました。それが夢で終わらなかったのは、昨年の1月にナカジがフェイスブックで「難病のALS」をカミングアウトして「自分はもう1〜2年で動けなくなってしまう。まだ動けるうちに夢をかなえたい」と告白したのです。西宮の4番目の障害を持つ息子の面倒を優しくみてくれたり、ほかの3人の子ども達の良き兄貴分であるナカジの一大事に、今までの恩を返す時だと思い西宮から一緒にお店をやらないかと持ちかけました。とても急いで、前哨戦のように3月には西宮の自宅ガレージでナカジは駄菓子屋をやり、西宮は庭で縁側カフェをやりました。同時進行で物件を探し、京成国府台近くに「えい、やっ!」と2017年5月にお店を立ち上げました。ナカジには時間がないと言う思いだけで背中を押されて準備不足なまま走り出しました。ナカジを慕う友人や西宮を応援してくれる人達が集まってくれ、オープンに向けて掃除や棚作りやメニューや看板を描くなどしてくれ《おもちゃ図書館Cafe Santa》がオープンできました。不安も沢山ありましたが、ナカジの幸せそうな顔を見て、本当に良かったと感じています。ナカジも「今までの人生の中で1番幸せ」と言っていました。地域にはナカジの病気をカミングアウトしていましたので、お客さんも知ることとなりました。お店をオープンして、子どもやら学生さんやら、大人の方々と関われたこと、いろいろな方に励ましてもらった事を私もナカジも忘れません。
オープン当初はお店で接客をしていたナカジですが、病状が進んだことからお店に立つことができなくなりました。今は広報活動を担い精力的に《おもちゃ図書館Cafe Santa》を陰で支えてくれています。今後ナカジの病気の状況は厳しいものになると思いますが、チームナカジ、チームサンタはずっとナカジを応援していきます。
《おもちゃ図書館Cafe Santa》  オーナー 西宮敬子